野菜の王様「明日葉」

野菜の王様「明日葉」

明日葉(あしたば)の青汁も人気がありますね。明日葉は、日本原産のセリ科の多年草で、「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」と言われるほど成長が早く、生命力の強い植物です。
薬用植物にはセリ科のものが多いですが、明日葉も江戸時代には天然痘予防に用いられていました。さらに遡ると、「不老長寿の妙草」として、秦の始皇帝や漢の武帝が明日葉を求めて日本に家来を派遣してきたという話があります。
明日葉は、野菜の中でもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富にバランス良く含まれていることが特徴です。また植物としては珍しいのですが、良質のタンパク質を含んでいることが分かっています。それぞれの栄養素で比較すると、もっと含有量が多い野菜はありますが、明日葉のすごい点は、成分の種類が多いことです。まさに「野菜の王様」と呼ぶのにふさわしい注目の野菜です。
明日葉の葉や茎を切ると出てくる黄色い汁は「カルコン」と言い、植物では明日葉にしか含まれないポリフェノールの一種です。
カルコンには、抗菌、抗酸化、抗腫瘍、抗炎症性作用、血栓予防、血糖値降下の作用、潰瘍などを鎮める作用などがあります。
「クマリン」という成分もあり、抗菌、抗酸化作用があり、アルツハイマー型痴呆症を予防する効果があると言われています。明日葉のパワーは奥が深そうですね。